シルクロード著名記者団、耀州窯磁器の歴史と魅力を知る

シルクロード沿線諸国の著名ジャーナリストからなる取材ツアー「シルクロードの著名記者、中国を行く」の一行が今月20日陝西省銅川市にある耀州窯博物館を訪れました。

 現在の陝西省銅川市黄堡鎮にある耀州窯の遺跡は、1400年の歴史を有しています。ここは唐の時代に有名な陶磁器の産地となり、宋の時代にその製品が全盛期を迎え、「宋代の六大窯」の一つに数えられました。

 アフガニスタンの新聞『アジアの心』の政治論評部関係者アスドラ・ワシディー氏は博物館と遺跡の見学を終えて、「私の故郷には、耀州の磁器製造と似た焼き物があり、今でも一部の村では使用されているし、中には全く手作りの磁器もある。今回、博物館を見学して、唐の時代から続く耀州窰のイノベーションと発展を理解できた。感心した」と述べました。

 また、トルコの『朝刊新聞』のカメラマンであるサフェト・アザク氏は「これらのすばらしい磁器は、古代の中国人の優れた技術を示している。それに、磁器の模様やデザインからは、中国の伝統的な文化が伝わってきた」と話しました。

 なお、今回の取材ツアー「シルクロードの著名記者、中国を行く」には、トルコやパレスチナアフガニスタン、エジプトなどのシルクロード沿線国のジャーナリストが参加しました。(玉華、謙)