中国・西安:何千年にもわたって過去と現在を目の当たりにし、文化と観光の革新は新しい形の消費を活性化する

歴史テレビドラマ「長安二十四時」から派生した、唐風の都市生活地区

 

 

西安(中国)2022年5月30日新華社共同通信JBN】何千年にもわたる歴史と長安の繁栄の時代を通して、中国の西安に根ざした深遠な文化的蓄積は、この古代都市の貴重な歴史的宝物である。近年、西安はその文化的リソースを「唐の文化的要素」と最新技術に基づくファッショナブルな「文化観光の知的財産」に転換するための取り組みを行い、歴史的・文化的遺産を現代の文脈で活性化している。最近、中国共産党西安市委員会と西安市政府が会合を開き、西安を中国の文化と文明のショーケースにするために、歴史的・文化的遺産を活用し、文化産業と観光産業の深い統合を促進することを提案した。

 

「貴婦人」と「女性」、「文人」と「戦士」、街頭での詩の朗詠、唐代を模した歌と舞踊、「唐代の優れた学者と美女」が演じる感動的なラブストーリーなど、ここは歴史テレビドラマ「The Longest Day in Chang'an(長安二十四時)」から派生した唐風の都市生活地区である。唐代の衣装の美しい光景が至る所に見られ、「音、光、電気」の技術の助けを借りて、文学、歴史、民間伝承、食を織り混ぜた「時間と空間の饗宴」に入り込むかのようだ。映画とテレビの知的財産と商業知的財産の統合によって、どの来訪者も「長安二十四時」に入ると「劇の鑑賞」から「劇に没入」への変化を実感することができ、これにより人々は「1秒で唐代に戻る」ことができる。没入型の体験は、唐文化を体験するという人々の新しい需要を満たし、文化、観光、ビジネスの統合を促進するための新しい接点となる。

 

さらに、「唐の文化的要素」を利用して文化観光の景勝地を構築することに成功しているほか、有名なGrand Tang Dynasty Ever-bright City(大唐不夜城)もある。「Tang Food Corner(唐のフードコーナー)」、「Tang Souvenir Corner(唐の土産コーナー)」、「Tang Amusement Area(唐のアミューズメントエリア)」などの商業活動を開始しただけでなく、「インタラクション+体験」という形で多数の没入型パフォーマンスを開始し、多くの認知度の高い文化観光キャラクターの知的財産を生み出し、革新的な方法で「唐文化」の魅力を開花させた。

 

1400年以上前、西安長安として世界的に有名だった。約10万人の使節、商人、留学生、他国の僧侶を含む世界初の100万人都市であり、そのため、西安の開放性と包摂性のイメージも世界に知られた。

 

エピデミックという難題にもかかわらず、数千年の歴史を持つ古代の首都は、市場地区、遺産展示会、没入型体験などの新しいレジャーモデルにけん引され、依然新たな活力を醸し出している。長年の文化史は、「唐代の人物のミステリーボックス(箱型のカプセルトイ)」、「兵馬俑や城壁など人気のランドマークをイメージしたアイスクリーム」、「700万人のネット市民が見る西安鼓楽ストリーミング」などにより、消費の成長に活力と回復力をもたらした。あらゆる種類の新しい消費手法が、文化観光消費向上の原動力となった。西安は文化的リソースの統合を加速し、歴史と文化をこの古代都市の発展と革新の原動力にしている。