西周車馬坑遺跡

西周車馬坑遺跡

 西周車馬坑遺跡は西安市の西25キロの豊河西岸にある張家村付近にあります。1955年に西周遺跡を発掘した際に、発見された車馬坑はおよそ十ヶ所で、そのうち4つが整った状態で発見され、その中のひとつが展示されています。車馬坑は長さ5.6m、幅3.4m、深さ2mの長方形で、二台の車と六頭の馬、そして一人の奴隷が殉葬されています。 四頭の馬は戦車を、二頭の馬は御車を引いています。車馬は青銅でできていて、海の貝で装飾されています。 発掘された車馬や装飾品を見ると、三千年前の金属工、木工、皮革などの手工業技術が十分に発達していたことがわかります。この遺跡は西周の社会を知る上で貴重な資料を提供しました。現在は車馬坑の上にガラスを張って保護しています。
 住所: 豊河西岸の張家村付近