陜西省の農村に西周早期の貴族の墓 青銅器20点出土 転送

新華社宝鶏=陜西】 22日、陜西省・宝鶏市渭浜区石鼓鎮石嘴頭村四組の農民が自宅を修繕するために地盤を掘っていた際、西周早期の貴族のものとみられる古墳がみつかり、酒器や車馬器、兵器などの青銅器20余点が出土された。


古墳は長さ4.3メートル、幅3.6メートル、高さ2.4メートル。2つの墓穴があったが、棺は1本。埋葬者(墓主)の頭は南、足は北を向いていた。棺の上部には馬車の模型1台が置かれていた。

大量に発見され出土品はいずれも体積が大きく、精巧なつくり。西周早期の社会・歴史を研究する上での貴重な資料となる。商・周時代の古墳考古学研究における30余年ぶりにも重大発見となり、中国の「青銅器の郷」と称される宝鶏市に新たな歴史的な証拠を提供した。