中国・陝西省 西北農林科技大で「秀才犬」が殺される

 

 大河網微博(ウェイボー)の20日付記事によると、西北農林科技大学には、微積分授業と英語授業が好きで、食堂でご飯をもらい、活動時にはチームの先を走って、学生に好かれていた「秀才犬」がいた。その犬がキャンパスの野良犬追い出し活動で殺され、ゴミ箱に投棄された。

「野良犬なのに、非常にかわいい。遅刻したら、静かに開け放されているドアから入り座席に飛びのりうつぶせになり、まるで真剣に受講するようだった。教室では静かで、音を立たない」。「科目に好き嫌いがある。微積分と英語が好きで、授業によく出席する。みんなは『秀才犬』と呼んでいた」と、北西農林科技大の学生は語った。

「授業をサボったら、犬より勉強しないと笑われる」。「この犬は大学に少なくとも3年いて、幸せを分け与えてくれ、我々は大好きだ」と、同大の大学院二年生の王さんは語った。

「秀才犬」は殺され、血だらけの状態でキャンパスのゴミ箱に投棄された。「運動場で800メートル走、バレーボール、高等数学授業、朝の自習に付き合ってくれた。あの犬が血だらけでゴミと一緒に捨てられているのを見て、いたたまれない」と語った。

(翻訳 金慧)