中国・陝西省 68歳の男性、長さ21メートルの「社火図」を描く


陝西省西安市閻良区関山鎮代家村に住む68歳の戴万直氏は小さな頃から絵を描くことが好きだった。同氏によると、10年前に「社火(獅子舞や龍舞など春節を祝う催し物)」を描き後世に残したいと思いついた。村は数年前から「社火」を披露しなくなった。戴万直氏は「社火」が得意な先輩に尋ねたり、「社火」の全過程を詳しく調べた上、自分の思い出を結びつけ、2012年から1年かけて、長さ21メートル、幅0.5メートルのカラーの「社火図」を描いた。

近年、若者らが出稼ぎに行き、村には高齢者だけが残る。毎年旧暦の1月5日以降に若者が続々と村を離れ、誰も「社火」の練習をする時間はなく、正月の雰囲気が薄くなり、描かなければ、子孫は「社火」を知らなくなるだろう。

代家村の村民らによると、数年「社火」を披露しないようになった。みんなはこれまでの春節旧正月)の雰囲気をしのぶという。

(翻訳 王秋)