2月8日夜、陝西省西安市曲江新区にある、西安大唐不夜城「現代唐人街」、大唐芙蓉園、大明宮、そして西安城壁の4カ所の景勝地が同時にライトアップされ、ユニークな光のショーによって小年夜(旧暦大晦日の約1週間前の夜)を美しく、明るく照らしました。
直径30メートル、高さ20メートルの「中華第一鼓」、裸眼で鑑賞できる3Dライトアップショー、四つのテーマからなるランタンの展示エリア、20組以上の燈籠などが織りなす小年夜。西安は世界に向けて、「火樹銀花不夜天」(「火樹」は灯りで赤く燃えるように見える樹、「銀花」は灯りがきらびやかな様子)の美しい光景を披露しました。
今回の四大景勝地のライトアップは、「2018西安中国年新春盛典ならびに新時代民俗文化年展」の重要行事の一環として行われました。これにより、一連の大型行事のスタートが切られ、西安は世界に向けて招待のメッセージを発信しています。この企画には、光のショーによって市民や観光客に、歴史的、文化的な味わいのある旧正月を味わってもらい、西安ならではの魅力を感じてもらいたいという期待が込められているということです。
「西安年・最中国」(「西安の旧正月こそ、最も中国らしい」という意味)が学界からも注目されています。シリーズ企画の口火を切った光のショーは、市民や観光客に「一目見れば惚れこんで、再び見れば心奪われる」という感動を与えることを狙っています。今回の大型イベントはハイクオリティーな多数の行事からなっており、いずれも目新しいアイディア、高い参加度、体験型の内容が多く盛り込まれています。こうした行事は市民の求心力を促すだけでなく、観光客にとっての魅力を引き上げることも期待できます。中国経済がスピードからクオリティーへとシフトしていく歴史的プロセスにおいて、こうした創意工夫の凝らされた行事は西安の文化面の実力を披露するだけでなく、世界的なイノベーションとクリエイティブな都市、世界的な観光・ファッションの都市を目指すという西安の目標実現に向かって、確固たる一歩を踏み出したことを意味します。
なお、北京、上海など11都市でも同日夜、同じ時間帯にそれぞれの都市の代表的景観で照明を点灯することで、西安のライトアップを応援したということです。(Yan、謙)