2011年10月5日、国慶節の連休を迎えた中国・陝西省西安市ではレンタカーの需要が急増し、利用料金が通常の1.5〜5倍にまで跳ね上がっている。どのレンタカー店も半月ほど前から予約が殺到し、連休中の今から借りられる車はほとんどないようだ。中国の各メディアが伝えた。
市民の1人は、連休中に家族でドライブ旅行を計画していたが高速バスを使うことにしたと話す。あまりの値上がりに驚いた。
市内の大型レンタカー店ではマニュアル車のセダンに人気が集中し、現段階で残っているのはオートマのビュイック「凱越」かシボレー「楽風」だけ。料金は、通常の約5倍だという。個人経営のレンタカー店も連休中は値上げして貸し出しているが、予約でいっぱいだと顔をほころばせる。
西安市工商局の工商情報サイトによれば、現在市内に登録されているレンタカー業者は50社ほどで、神州などの全国チェーンの大型レンタカー店も進出している。しかしマイカーを貸し出す個人も多い上、営業許可のないヤミ業者が400社以上あるとみられる。