3000年前の遺跡から「中国最古のワイン」を発掘―陝西省宝鶏市 転送

2012年8月10日、中国新聞社によると、陝西省宝鶏市石鼓山の西周初期(約3000年前)の墳墓から液体が発掘されたが、専門家は「中国最古のワイン」だと推測している。

同遺跡からは青銅器31点が発掘されたが、そのうちの一点の中に液体が入っていることが明らかとなった。青銅器の上部には大きな蓋が載っており、雨水が入り込んだ可能性は低い。長安文化研究会の董長明(ドン・チャンミン)副会長は「中国最古のワイン」である「齊醍」の可能性が高いと推測している。

五帝の一人・舜に伝えた后稷姫弃が薄い赤みがかった酒、すなわち中国最古のワインを発明したと伝えられている。その名を取り、当初は「弃」と呼ばれていたが、後に「醍」「齊醍」と呼ばれるようになったという。董副会長は、ワインは明らかに中国先住民の発明であり舶来品などではないと話している。(翻訳・編集/KT)