中国が“茶色パンダ”初公開 世界に1頭だけ  転送

 絶滅の恐れのある野生動物を保護する中国陝西省周至県の「珍稀野生動物・救急飼育研究センター」で、世界に1頭しかいない“茶色パンダ”が6日までに一部日本メディアに公開された。同センターによると、日本メディアに公開するのは初めて。
 このパンダは6歳の雄で、名前は「七仔(チーザイ)」。普通のパンダの黒色部分が突然変異で茶色になっている。2009年に同省内で発見されて保護された。過去にも同様のパンダが1頭保護されたが既に死んでおり、現在生存が確認されている唯一の“茶色パンダ”という。
 通常は6歳から繁殖させるが、まだ小さいため来年から繁殖に取り組む。(周至共同)