秦の始皇帝陵で「青い石段」=初の発掘、竜の模様も−中国 転送

【北京時事】中国陝西省西安市郊外にある秦の始皇帝(紀元前259〜同210年)陵のうち、寝殿遺跡のある東部で回廊式建造物が出土し、その付近で青色の石段が発掘された。竜のような模様も描かれていた。国営新華社通信が26日までに伝えた。

 専門家は、始皇帝陵から石段が出土したのは初めてで、中国統一を完成させた始皇帝の建築の理念・技巧、度量衡制度を知る上で重要な意義があるとしている。
 発掘を行った「始皇帝陵博物院」の朱思紅副研究員によると、回廊の地面は青い石で造られ、石段は、長さが最大で140センチ程度、厚さは60〜70センチ。出土状態は良好とは言えないが、表面にははっきりしない線で装飾模様が描かれており、竜のようなものや「山」の字に似たものも見つかった。(2013/07/26-14:17)