消え行く西安伝統の金魚 転送

「金魚や〜、金魚。」1960,70年代には、毎週木曜と日曜に金魚売が小さな車を引いて金魚を売る声と姿が西安の風物詩だったが、現在は金魚売と共に西安ならではの金魚の品種も徐々にその数を減らしているという。

  30年以上金魚を売ってきた白さんは、子供のころから魚が好きで、後に金魚の養殖に携わるようになった。白さんによると、金魚の品種は現地の水や土壌と不可分の関係があり、人と同じようにその土地と水が育てるものだという。西安産の金魚の品種はそれほど多くなく、5種類ほどだが、名前は全国に知られている。これらの品種は西安以外の土地で養殖されても姿が同じにならないという。現在は外来種の品種に押され、伝統的な品種はどんどん少なくなっている。金魚に情熱を傾ける金魚マニアの老人たちがいなかったら、貴重な伝統品種を見る機会もなくなってしまうかもしれない。