兵馬俑の軍備品保管倉庫か 始皇帝陵、かぶとなど出土

【北京共同】中国陝西省西安郊外にある秦の始皇帝陵近くで石製のよろいやかぶとが大量に見つかった坑(大きな穴)は、同陵の「守護軍団」とされる兵馬俑(兵士や馬の群像)の「軍備品」の保管施設の可能性があることが専門家の分析で分かった。中国中央テレビなどが18日までに伝えた。
 よろいやかぶとが見つかったのは始皇帝陵の南東にある副葬品坑。1998年から99年までの試験発掘で石製のよろい87点、かぶと43点が見つかり、現在も試掘が続いている。
 よろいやかぶと千点以上が埋まっていると推計される。