中国:西安市民のマイカー保有率15.6%、30歳以下が最大 転送

【中国】国家統計局・西安調査チームがこのほど陝西省西安市の110地域・1万2780世帯を対象に行った自家用車の所有状況に関する調査で、西安市の都市部・農村部での自動車保有率が15.6%の水準にあることが明らかになった。

 6世帯ごとにおよそ1台を保有している計算となる。西安日報が9日付で伝えた。

 調査では、回答者の半数以上が10万人民元(約163万円)以下の中低価格車を保有していることも分かった。また年代別では、30歳以下の若年層の保有率が最も高かった。燃料代については、所有者全体の月平均で286.28人民元の高額水準にあった。

 30歳以下の保有率が最も高くなった原因としては、◆無理な(収入に見合わない)買い物をいとわない若年層の消費概念、◆両親の経済的支援、◆家庭の支出負担の軽さ――などがあげられる。

 保有率を職業別でみると、専門技術職員が30.6%、事務関連職員が23.9%、国家機関・党組織・国有企業・公的機関の責任者が22.7%となっている。そのうち20万人民元以上の高級車については、商業・サービス業に従事している人の保有率が50%と最も高く、10〜20万人民元と10万人民元以下の車では、いずれも専門技術職員がそれぞれ38.6%と26.9%で最も高かった。

 車の維持費に関しては、西安市全体では月平均500人民元以内との回答比率が最も高かったが、市中心部の540世帯に限ると月平均で527.14人民元に上った。項目別でみると、部品・修理代が62.23人民元、駐車代が125.22人民元自動車税が53.41人民元となった。