口上と相撲で国際交流 転送

新名学園旭丘高校(水野浩校長)が3月21日から5日間、国際連携教育の一環として中国・西安を訪れた。

 同校は創立110年を機に、西安外国語大学との親交を深めている。今回は外大附属外国語学校を拠点に、高校生同士の文化・スポーツ面で交流。日本からは生徒会、演劇部、相撲部の計9人が参加した。

 日本語学科の授業では、引率の吉村功之良(こうしろう)教諭が「日本語の言葉と交わり」をテーマに教鞭を振るい、「外郎売りの口上」も披露した。成川真未さんは「中国の生徒は授業に集中していて一所懸命。意欲が高い」と感じたという。また歓迎セレモニーには、同日訪中していたアメリカの生徒も交えた約2千人が参加。相撲部による模範演技が披露され、3カ国の生徒による稽古も行われた。

 最終の晩さん会では、生徒会長の福島幸栄さんが中国語で「初めての中国は一生の思い出」とスピーチ。「人が優しく、日本を好きでいてくれると感じた」と振り返った。なお期間中、両校間で今後の交流に関する協定も結ばれた。水野校長は「日本にお招きするなど、今後も交流を図っていきたい」と話した。