西安で広元市利州の観光PRを実施

女帝・武則天ゆかりの皇沢寺

8月27日、陝西省西安市で、四川省広元市利州の観光プロモーションイベント「女帝のふるさと・利州でのんびり」が行われました。

 会場では、利州区観光局と西安市雁塔区観光局との提携書が取り交わされ、また利州の観光資源や西安成都間の高速鉄道開通情報、ゆったりツアーなどが西安市民にアピールされています。

 高速鉄道は9月末に開通予定であり、利州区にも駅が設けられるため、西安から広元までの時間はこれまでの11時間から1時間30分に短縮します。西安市民は、「鉄道ができたら知り合いを連れて観光に行きたい」と口々に話しています。

 利州区は広元市の中心部にあり、「女帝のふるさと」、「鳳舟の郷」と呼ばれ、中国史上唯一の女帝で封建時代の名士である武則天の出生地です。また、三国志にかかわる重要なルートであり、四川・陝西の革命発生地でもあります。一方で西安は悠久の歴史があり、文化がどっしりと沈んでいます。今回のプロモーションは、西安と広元という、観光と歴史を兼ね備えた両都市がタイアップしたものです。都市間交流や観光市場の拡大、および提携が一段と進み、観光業でともに飛躍を果たすことになりそうです。(玉華、森)