秦都雍城遺跡

秦都雍城遺跡
秦都雍城遺跡と秦公大墓は鳳翔県の南にあります。 ここは東に周原、南に渭水、西に千川、北に千山があり、地形は平坦、土地が肥沃で古代の中国の西北地域の交通の要衝でした。紀元前677年に秦の徳公が雍城宮を居城として以来、十九代の秦王が300年に渡って雍城を拠点としました。 その間に秦は大きく発展し、秦国は「西戎」の小国から西部の覇者となり、秦の中国統一の基礎を固めました。発掘調査の結果、都雍城遺跡の北壁は今の鳳翔県城南の壁と同じ位置にあって、東西約3キロ、南北2キロの大きさだったことがわかりました。城内からは大鄭宮(今の姚家崗)、祁年宮(今の馬家庄)、棗泉宮(今の馬尾林)などの宮殿遺跡が発見され、さらに大量の墓や凌陰、宗廟などの遺跡も発見されました。その中では秦公一号大墓が有名で、この墓は高級な埋葬が為されている中国の墓としては最も古いものです。墓室は長さ60m、幅50m、深さ24mです。中国で最も多く盗掘に遭った墓のひとつですが、約3000点の貴重な文物を出土しています。
住所:鳳翔県南指揮鎮 電話:0917−7585520
開放時間:8:00−18:00
入場料:20元 観光所要時間:約3,40分間