華厳寺

華厳寺(唐、西安市長安区)

華厳寺西安市の南の長安県杜曲鎮城東南の少陵原の畔上にあり、西安から15キロメートルのところにある。唐代の有名な樊川八大寺のひとつで、中国仏教の華厳宗発祥地である。寺は唐徳宗の貞操元19年(西暦803年)に建てられた。僧侶杜順はここで華厳宗を創立し、第三代の弟子深は武則天の寵愛を受け、“華厳宗大師”と称された。第四代の弟子澄“鎮国大師”、“僧祖清涼国師”の称号を授かり、全国の仏教法事を主宰した。このように、華厳寺は唐代でかなり地位の高い名寺であった。清の乾隆の時に少陵原の一部が倒壊、境内の殿はすべて粉砕され、2つのれんがの塔をわずかに残す。東の塔は華厳宗の祖の杜順の禅師塔で、正方形で7階、高さ13メートル。西の塔は華厳宗四代目の祖清涼国師の塔で、六角形5階、高さ7メートル。塔の前には《重修華厳四禅清涼国師塔記)》の碑がある。唐宣宗の大中6年(西暦852年)に《杜順禅師碑記》と刻まれた碑は、現在西安碑林に保存されている。華厳寺は見晴らしの良い場所にある。華厳塔の前に、樊川を見下ろし、終南山の雲霧を遠く眺めることができる。
 住所: 長安県杜曲鎮城東南の少陵原 電話: 
 開放時間: 24時間
 入場料: 元 観光所要時間:20分間