無形文化財の麺作り 若者離れで継承者に不安―陝西省呉堡県 転送

新華社呉堡(陝西)】麺を天日干しにする霍根成さん。(8月22日撮影)




陝西省呉堡県張家山鎮に住む今年60歳の霍根成さんは麺づくりの達人。7歳に親から作り方を教わり、長年、麺づくりで生計を立てている。2010年、呉堡県の麺作りは陝西省の第3陣となる無形文化財リストに入った。霍根成さんはこの麺作りの継承者となった。

霍根成さんが住む張家山鎮は、麺作りを専門とする世帯が56戸あり、年間生産額は500万元。麺作りは現地の農家の収入源の1つとなっている。

「妻と2人で年間10万元を稼ぐが、この仕事はたいへんだ。毎朝3、4時から仕事を初め、12の工程に12時間をかける。最も気がかりなのは、無形文化財である麺作りに対する若者の興味が薄れていることだ」と霍根成さん。「若者は麺作りの苦労に耐えることはできない。麺作りを継承するくらいなら都市部に出稼ぎに行った方が良いと考えている」と懸念を語った。(新華社記者・劉軍喜 撮影)

(翻訳 李継東/翻訳編集 伊藤亜美)