陝西省西安市―唐代官女の共同墳墓、保存状態の良い副葬品が大量に出土 転送

2013年2月27日、人民ネットの報道によると、陝西省西安市の墳墓で保存状態が非常にいい副葬品が大量に出土した。その中の墓誌から、同墳墓は約1300年前の唐代(618〜907年)の官女(かんじょ、宮廷において君主や后妃の身の回りの世話をする女性)たちの共同墓地であると明らかになった。

西安市は中国の中部に位置し、幾つもの王朝の都であり、古代中国の政治の中心地。シルクロードの始点としても知られる。唐代には、東西の人と物が行き交う世界最大の国際都市として繁栄を極めた。また、長安、西京、大興、京兆、奉元、と名前を変え、現在では西安として、中国の歴史文化名城にも指定されている。墳墓の詳細については現在も調査が進められている。(編集/内山)