宝鶏市 


宝鶏市は陝西省甘粛省寧夏回族自治区四川省が接する地点、省都西安、蘭州、成都、銀川の中心に位置する、新ユーラシア・ランドブリッジ上の重要な中枢都市である。総面積は1万8175平方キロメートル、人口は372万人に達する。

 宝鶏市は中国の始祖とされる炎帝が誕生した地であり、周(紀元前1046−256年)、秦(紀元前221−206年)王朝の発祥地である。同市には仏骨舎利が出土したことで有名な法門寺があり、盛唐の時代に皇室の寺院、世界仏教文化の中心となった。太白山国家森林公園、嘉陵江の源、関山草原などの独特な自然景観も、同市の豊富な観光資源である。

 宝鶏市には豊富な文化財があり、うち青銅器が最多である。現在も毛公鼎や大盂鼎など5万点余りの青銅器が出土しており、「青銅器の里」と称されている。