「延安の娘」 転送

文化大革命に翻弄された父娘を描いたドキュメンタリー映画『延安の娘』。


作品紹介 
『延安の娘』(監督:池谷薫/2003年)
黄土高原が果てしなくつづく「中国革命の聖地」延安。貧しい農村の娘・海霞(ハイシア)は、生まれてすぐに自分を棄てた実の親を捜していた。彼女の両親は、文化大革命の時代、毛沢東の指令によって北京から下放された紅衛兵だった。「私は、なぜ生まれ、棄てられたのか?」。彼女の激しい思いが引き金となり、かつての紅衛兵たちの間に忌まわしい記憶がよみがえる……。
生まれてすぐ棄てられたという女性が、実の親を捜す過程に密着。時代に翻弄された彼女の両親と同世代の人々が自らの過去と向き合う姿を見つめる。