府と陝西省の友好30年祝う 府知事ら訪問団、芸術展出席し交流 転送

中国・陝西省との友好提携30周年を記念し、同省を訪れている京都府の訪問団は18日、省都西安市内で開幕した「日中友好文化芸術展」に出席した。双方から出品された写真や漆絵などを観賞し、同省の学生たちと交流した。

 芸術展は府日本中国友好協会と陝西省人民対外友好協会などが、毎年秋に府と同省で交互に開いている。16回目の今回は府と同省の芸術家が約50作品ずつ出品した。

 開会式で山田啓二知事は「府と陝西省はともに政治、文化の中心として栄えてきた。芸術振興と交流がより活発になることを願っている」とあいさつ。晩秋の京都御苑祇園祭の山鉾をとらえた写真、仏教をモチーフに天女を描いた漆絵など両国の豊かな自然や祭事、文化を表現した作品に見入った。

 西安市の総合大学・西安培華学院の学生とも交流し、山田知事らは大学が集まる京都を留学先に選んでもらうようアピールしていた。