中国西安(陝西省) 世界遺産が7カ所増加

 中国西安陝西省)の「シルクロード長安(現在の西安)―天山回廊の道路網」プロジェクトが、世界文化遺産に登録されました。これにより、陝西省内の世界遺産は1カ所から8カ所に増えました。これは陝西省政府が23日明らかにしたものです。
 「シルクロード長安―天山回廊の道路網」プロジェクトは中国、カザフスタンキルギスの3カ国が共同で申請したもので、計33カ所から構成されています。内訳は、交易による繁栄を背景につくられた都市、宮殿、仏教寺院を含む中国が22カ所、カザフスタン8カ所、キルギス3カ所です。中国のうち陝西省では、漢代長安の未央宮旧跡、唐代長安の大明宮旧跡、大雁塔、小雁塔、興教寺塔、彬県大仏寺石窟、張騫墓の7カ所が登録されました。また、現在入場料を徴収している場所では、世界遺産登録を名目にした入場料値上げはしないということです。(玉華、高橋)