昭陵博物館、副館長がユーモラスに語る中国の歴史

「『陝西省の発展と未来』―2017CRI外国人記者 陝西省取材の旅」の訪問団が4月28日、陝西省咸陽市にある「陝西咸陽昭陵博物館」を訪れました。
 同博物館の李浪涛副館長は、ユーモアたっぷりの語り口で、歴史、考古、文学、哲学、ファッションなどの観点から展示品を紹介しました。そのユニークな解説を受けた記者たちは「中国の歴史は過去の遺物ではない。味わい深い物語だ」と評価しました。
インド人記者のナタンさんは、「面白かった。なるほど、中国の歴史とはこういうものか。昭陵だけでもこんなに多くの物語があるとは」と感心していました。
 昭陵博物館は国家トリプルA級の景勝地であり、全国重点文化財保護部門となっています。昭陵は唐の時代の2人目の皇帝・唐太宗李世民と孫皇后の陵です。博物館には徐懋功李勣の墓以外に、石碑陳列室2つと出土文化財展示ホール、彫刻・絵画展示ホールがあり、近年、十数カ所の墳墓から出土した副葬品、昭陵で出土した唐の時代の砕石、墓誌銘などが展示されています。砕石には書道芸術面での高い価値があるとみられるため、この博物館は「昭陵碑林」とも呼ばれています。(殷、謙)