サムスン電子 中国西安の半導体工場が竣工=本格稼働  転送

西安聯合ニュースサムスン電子は9日、中国・西安に新たに建設した半導体モリー工場の竣工式を行い、本格的な製品生産に入ったことを発表した。竣工式には陝西省党委員会書記の趙正永氏や権寧世(クォン・ヨンセ)駐中韓国大使のほか、権五鉉(クォン・オヒョン)副会長など同社の経営陣が参加した。
 2012年9月に着工した同工場の建設は、計70億ドル(約7119億円)を投じ、約20か月間の工事を経て完工した。同工場ではNAND型フラッシュメモリーが生産される。同社が海外に半導体モリー工場を建設したのは米オースティンに続き2番目。勤務する約2000人のうち、1300人余りが中国人という。
 同社は西安工場の稼動により、韓国、中国、米国を結ぶ「グローバル半導体生産3拠点体制」を構築したと説明した。これはシステムLSI(高密度集積回路)中心の米国、半導体モリー中心の中国、すべての半導体製品を生産・調整する韓国という分担を意味する。
 同社は、年末までに後工程(半導体テストおよびパッケージング)ラインを完工させ、一貫生産体制を敷く計画も進めている。