蔡文姫墓編

蔡文姫墓

 蔡文姫墓は藍田県三里鎮蔡王村にある。蔡文姫(昭姫)、陳留園(今の河南省の杞県南)の人。蔡ユンの娘、彼女は博識があり、音楽に通じていた。初め河東促道に嫁いだが、夫が亡くなってからは、実家に戻った。漢末の大乱で、董卓の捕虜となり、匈奴の左賢王の元に行き、12年に二子を生む。しかし、曹操は蔡ユンに後継ぎがいないことを懸念し、金壁で蔡文姫を買い戻し、董卓と再婚した。現存する詩《悲憤詩》には、自分の悲惨な境遇を詠い、戦乱中の民衆が被った苦痛を反映している。琴曲歌詞《胡笳十八拍》は彼女のための作品と伝えられる。蔡文姫墓の高さは7メートル、林木が茂っている。伝承によると、蔡王庄に蔡文姫の墓の世話を頼まれた人が、代々発展するうちにひとつの村落となったと言う。
住所:藍田県三里鎮蔡王村 電話: 029−
営業時間: 8:00−18:00
入場料:   観光所要時間:約40分間(博物館込み)