漢長安城遺跡

長安城遺跡  

 漢長安城遺跡は西安市内から西北に約5キロの安龍首原の北の渭河南岸、漢城郷一帯にあります。ここでは漢の長安城の城壁、主要な街道、城門、宮殿、手工業の仕事場などの遺跡を見る事ができ、漢長安城の壮大さを感じることができます。漢長安城の三大宮のひとつ、長楽宮は宮城の東南にあり、周囲90キロ、面積は5平方キロあり、漢長安城の六分の一の面積を占め、宮内には正殿、宣徳殿など、14の宮殿の台閣があります。未央宮は宮城の西南にあり、ここが漢代の政治の中心でした。 西宮とも呼ばれ、その周囲は9キロ、面積は5平方キロで、長安城の七分の一の面積を占めています。宮内には40以上の宮殿の台閣があります。建章宮は宮殿の集まりで、周囲は約10キロ、「千門万戸」とも呼ばれました。漢長安城のその広大な規模と整った配置はこの都が大きく発展していたことを示しています。漢以後のいくつかの王朝もここに都を置きましたが長安城は漢代の輝きを永遠に持ち続けています。