お寺編

興教寺

興教寺 興教寺は西安から20キロ離れた長安県の少な陵原にあり、近くに樊川を望み、神禾原を隔てて、遠く終南山を眺望する高台にあります。この寺は玄奘三蔵法師の遺骨を移葬し、供養するために、唐の第三代皇帝高宗によって総章二年(669年)に建立され…

廟峰関帝廟

臥龍寺

http://f.hatena.ne.jp/xiaojun/20061104164004 ↑西安臥龍寺の写真 臥龍寺(後漢、西安市碑林区)臥龍寺は西安市柏樹林街臥龍巷にある。1800年以上の歴史を持つ寺で、国務院によって全国仏教重点寺院に指定されている。寺の面積は15ムー、中院、東院、…

法門寺

法門寺 法門寺は西安から138キロ離れた扶風県の北にあり、後漢の恒帝と霊帝の時代(147−89)に建立された寺です。寺の境内には塔があって、法門寺はこの寺で有名です。後漢の時代から北魏の時代、まで、この寺は阿育王(アショカ)寺と称されました…

長武昭仁寺

長武昭仁寺(唐、咸陽市長武県) 長武県の東街大路の北にある昭仁寺は戦死した兵士のために李世民が建てた寺である。617年、天水・蘭州一帯に勢力を持っていた薛仁杲が10万の軍を率いて関中に攻めこんだが、李世民に撃退された。翌年、突厥と手を結んだ…

彬縣大仏寺石窟

彬県大仏寺 彬県大仏寺はもとは慶寿寺と呼ばれ、最初は唐貞観2年(紀元628年)に建てられたのである。寺院は県政府の所在地から西10キロの経河の南岸にある。大仏寺に、北に向いて座った姿の唐代一の大仏があって、その名を得たのである。大仏窟の中の大仏…

白雀寺

白雀寺(宋、 銅川地区耀県) 白雀たらは耀県の北45キロの香山中峰にある。最初に建てられたのは前秦時代で北宋熙寧年間に修築されて勝果院白雀寺と命名された。元明清代にも増築が行 われ、周囲を山と樹木で囲まれた白雀寺は仏教の名勝地として訪れる人が…

香山寺

香山寺(前秦、銅川地区耀県) 香山寺は耀県の西北38キロメートルの香山にあり、中国で最も早い仏教聖地のひとつで、香山は八大名山のひとつである。香山寺院は前秦(西暦351―394年)時代に立てられ、その当時はただの石洞で、この辺りには洞穴のあ…

三陽寺塔

三陽寺塔(宋、 西安市高陵県) 三陽寺塔は高陵県の東南1.5キロの高陵中学の敷地内にある宗・遼時代に建てられた。塔の下にある碑石には昭慧院内に建てられたとあり、昭慧院が筐陽、咸陽、渭陽にあったことから三陽寺塔の名が付いたと思われる。塔は八角…

敦煌寺塔

敦煌寺(晋、西安市未央区) 敦煌寺は西安城壁から西北5キロの青西村に位置する。晋代に創建され、金の皇統5年(1145年)、明の正統・成化年間に改築を行っている。正殿、山門、レンガの塔が残っているが、他の建築物は皆崩壊している。

戴興寺

戴興寺(明、 楡林市) 戴興寺は楡林市の東の駝峰山の山上にあり、楡林に現存する寺の中では保存状態の良い古寺である。寺にある石碑によれば創建は明成化年間で、天後7年(1627年)、康熙22年(1683年)、光緒8年(1882年)に増築されてい…

飛泉寺

飛泉寺(元、 渭南地区白水県) 飛泉寺は白水県南紀庄、洛河西の山上にある。寺に観音大士像があったことから観音寺とも呼ばれていた。この寺は明代以前の創建で清乾隆18年(1753 年)に増築している。寺の数編は泉や山が多く、昔から白水の名勝地とし…

普照寺編

普照寺(? 渭南地区韓城市) 国家重点文物保護単位になっている普照寺は韓城市の東北10キロの鎮呉村にある。面積は4453平方メートルで、主な建築物は大仏殿、殿の前の左右にある伽藍廟と護法廟、殿の東の土地廟と関公廟、殿の後の観音洞開禅院などがあ…

水陸庵編

水陸庵 水陸庵は西安の東南50キロの秦嶺の麓にあり、無類の美しさを持ち多種多彩な塑像を所蔵する。水陸庵は東向きに立てられ、山門内には前殿、中殿、大雄宝殿とその他の建築があり、殆どが明清のものである。この水陸庵は唐代あるいはその前の南北朝時期…

慶山寺編

慶山寺(唐、西安市臨潼区) 慶山寺は隋唐時代の有名な寺で、驪山の東北10キロの新豊鎮に遺跡が残っている。1985年に発掘調査が行われ、唐開元29年(741年)の物とされる舎利棺具など、約120点の貴重な文物が発見された。中でも釈迦牟尼舎利宝…

青龍寺

↑西安青龍寺の写真 ↑西安空海記念碑の写真 青龍寺 青竜寺は唐代の長安城新昌坊の東南隅にありました。隋の文帝の開皇二年(582年)にこの地に霊感寺が建立されたのに始まります。霊感寺はその後、戦乱のため廃絶しましたが、唐の高宗の竜塑二年(662年…

大興善寺

↑西安大興善寺の写真 大興善寺 大興善寺は西安城の南、長安路の西側にあります。この寺は西晋時代の武帝の泰始年間から泰康年間(265−289年)までに建立されたもので、約1600年の歴史を持っています。仏教は長安では隋、唐の時代に盛んになり、そ…

大雁塔と大慈恩寺

↑西安大慈恩寺と大雁塔の写真 大慈恩寺と大雁塔 歴代の王朝が都を定めた長安。その長安で古都の雰囲気を演出しているもののひとつに大雁塔があります。塔は現在の西安の東南郊外慈恩寺境内にあります。慈恩寺は648年、唐の第三代皇帝高宗李治が亡くなった…

小雁塔と薦福寺

薦福寺と小雁塔小雁塔は薦福寺の境内にあります。この寺は唐玄宗皇帝の娘襄城公主の住宅と開化坊の半分を占めて、長安城のほぼ中央にその偉容を誇っていました。684年、則天武后が亡くなった夫、高宗皇帝の百日忌明けの行事を機に、その冥福を祈るために…

臥龍寺

↑西安臥龍寺の写真 臥龍寺(後漢、西安市碑林区)臥龍寺は西安市柏樹林街臥龍巷にある。1800年以上の歴史を持つ寺で、国務院によって全国仏教重点寺院に指定されている。寺の面積は15ムー、中院、東院、西院で構成され、中院には金剛殿、斎堂殿、方丈…

宝慶寺塔

↑西安宝慶寺塔の写真 宝慶寺塔 宝慶寺塔は西安城壁南門の内側、書院門の入り口のそばに建っている。宝慶寺は隋文帝の寿初初年に大興城(長安城)安仁坊に建てられたが五代初年に現在の塔のあるところに移された。塔は唐太和・開成年間に建てられ、五色のレン…